「分ける教育」から「分かち合う教育」へ

2019.03.24(23:29) カテゴリ:Essay

以前、精神医療従事者の方から、ご自身の「分ける教育が差別を生む」体験をお話しくださったことがありました。

その方が中一の時、同じ学年には障がいのある生徒もない生徒も一緒に学び、穏やかな学校生活を送っていたそうです。

ところが、中二に進級する時、学校は障がいのある生徒だけを集めた特別学級をつくったそうです。

それまでみんな仲良く過ごせていたのに、特別学級をつくったことで、障がいのある生徒への「いじめ」が発生したというのです。

その事態を重く受け止めた学校は、翌年度から特別学級を廃止したそうですが、障がいのある生徒への「いじめ」は続いたそうです。

昨年刊行した、スウェーデンの教育を紹介した『みんなの教育』の関連ワークショップを一年を通じて東京で開催しましたが、そのテーマは「not devide, but share」でした。

日本の若者の死因第一位が「自殺」であることも「分ける教育」の弊害であるように私は思っています。

これからは「分ける教育」ではなく「分かち合う教育」こそが、求められるのではないでしょうか。

みんなの教育 スウェーデンの「人を育てる」国家戦略

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