読書っていいな!(『ドン・ボスコのことば100』)

2020.04.03(10:05) カテゴリ:Essay

読書が好きで、近所の喫茶店や図書館に行って毎日2時間くらい本を読むのを日課にしていたのですが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、出来るだけ外出しないようにしているので本がなかなか読めずにいます。

「自宅で読めばいいんじゃないの?」と突っ込まれそうですが、娘は一ヶ月以上続く休校で自宅にいて、静かな時間がなかなかとれずにいるし、自宅にいるとついPCの前に座って仕事をしてしまうので、読書は自宅以外で楽しみたいと思っているのです。

なかなか読書ができない状態ですが、料理担当の私がご飯の支度をしながら読んだのが、この『ドン・ボスコのことば100』です。

ドン・ボスコは19世紀のイタリアに生きた神父様で、生涯を見捨てられた若者に捧げ、青少年教育に献身するサレジオ会を創立しました。

この本は、ドン・ボスコの100のことばが掲載されています。どれも短い言葉ながら、読んだ人を励まし、元気づける言葉ばかりです。サクサクと読み進められる作りになっているので、ご飯の支度の最中(お湯が沸くのを待っている間や、煮物をコトコト煮込んでいる間)に読むことができました。

読んでいる最中ほろっとすることが多く、ドン・ボスコの言葉に子どもたちへ注ぐ愛情の深さを感じましたし、「人を育てる」ということがどういうことであるかを非常によく理解していた方であることもわかりました。

子どもたちへの愛に生きたドン・ボスコの土台はいうまでもなくイエス様への信仰にありますが、そのドン・ボスコを育てたのは、母親マルゲリータであることもこの本からわかります。素晴らしい功績を残し称えられる聖人も、母親によって育てられるのです。

子育てや教育に悩まれている方にも元気を与えてくれる一冊です。とても読みやすい本なので、読書が苦手な方へもオススメです。