懐かしい公園の想い出

2020.06.10(1:00) カテゴリ:Essay

私の住む地区にある公園の清掃を住民持ち回りでしていて、今週から再び我が家が担当することになりました。

自宅から徒歩2分くらいにある小さな公園。清掃をしながら、過去の想い出を回想しました。

まだ娘が本当に小さかった頃、昼下がりに二人でこの公園に出かけておふざけが乗じて追いかけっこをしていた時の話です。

「ま〜て〜」と言って追いかける私に「ぎゃ〜」と言って逃げ惑う娘。お互い楽しく大きな声をあげて笑いながら追いかけっこをしていたのですが、なにやら鋭い視線を感じた私。ふと視線を感じる方向に顔を向けると、公園にパトカーが横付けされていて、男性お巡りさん二人がじっとこちらを見つめているではありませんか。

「ま・ず・い」

その時の私の格好は、絵の具まみれの上に股間のあたりにトマトジュースをこぼして汚れまくったジーンズをはき、無精髭にペッタリとしたなんとも怪しい髪型で、そもそも働き盛りの男性が平日の昼間に公園にいることも怪しかったかも知れず、その怪しいおじさんが「ま〜て〜」と言って幼女を追いかけ回していたので、近隣住民が通報したのかも知れません。

「職質されたらどうしよう・・」と青ざめた私は、娘を抱き寄せ親子であることを必死にアピール。仲の良さを理解してもらえたら、親子であることをお巡りさんもわかってくれるだろう、と思ったのです。

しばらくこちらの様子をうかがっていたお巡りさんも、どうやら親子であることを理解したらしく、パトカーに乗り込みどこかへ行ってしまいました。

ビックリするやらホッとするやらの公園での懐かしい想い出。公園の清掃をしながらつい思い出してしまいました。