愛情の徴

2022.02.19(21:24) カテゴリ:Essay

お雛様を飾りました。

このお雛様は、娘が生まれたばかりの時に私の両親がプレゼントしてくれたもので、旭川まで持ってきて、この季節になると我が家のリビングに飾ります。

毎年、お雛様を飾ると一年が経ったことを実感しますし、娘が元気にスクスクと成長していることに心から感謝をしたい気持ちにもなります。

このお雛様の脇にある取手を捻ると「ひな祭り」のメロディが優しく流れ、まだ雪深い北の大地にも、もう暫くすれば輝く春が到来するという明るい気持ちが私の心の中に湧き上がってきます。

このお雛様をプレゼントしてくれた実父母もだいぶ高齢になり、健康面でも少し心配な出来事もあったりして、日々を大切に過ごして、感謝の気持ちは常日頃伝えなければいけないな、と思ったりします。

長引くコロナ禍なので、外出にとても慎重になっていて、なかなか帰省できない私たち。でも、このお雛様を飾る季節の我が家には、実父母も同居しているような気持ちにもなってきます。

このお雛様は、遠くに住む実父母の娘に対する愛情の徴と思っているし、その愛情は確実に娘に届いているように感じています。