音楽っていいな!(井上陽水「人生が二度あれば」)

2022.06.16(16:00) カテゴリ:Essay

仕事の最中は大抵マイケル・ジャクソンを聴いているのですが、最近はちょくちょく邦楽も聴いています。

同居する義父は井上陽水さんを愛聴していて、その影響から私も聴いてみようと思い、このところよく聴いています。

数々のヒット曲を生み出した素晴らしい音楽家である井上陽水さんですが、実は今までしっかりと聴いたことがなく、都会的で華麗な歌だけでなく、暗く(←失礼!)悲痛な歌もあることを知った私。その中でも「人生が二度あれば」にとても心を打たれました。

陽水さんの年老いた両親の姿を歌う内容ですが、聴いていてやっぱり私の両親と重ねてしまうのです。

だいぶ高齢になった私の両親は、質素に暮らし真面目に働き、私たち兄弟を育ててくれました。特に楽しみもなく、贅沢をすることもなく、働き、子育てをした両親。そんな両親の姿を見ていると、陽水さんの歌詞がとても胸に響いてきます。

でも、もし私の両親に「人生が二度あったらいいかい?」と尋ねたら、多分「人生は一度でいいよ」と、あっけらかんと答えるように思います。

この「人生が二度あれば」は、子が親を想う気持ちと同時に、親が子を想う気持ちの両方が聴こえてくるような名曲ですね。