美術っていいな!(パウル・クレー)

2022.09.25(9:14) カテゴリ:Essay

美術の学び直しをしたいと思って、改めて過去の偉大な画家たちの画集を読んでいます。

今回読んだのはパウル・クレーです。

知っているようで知らないことばかりでしたが、「絵を描くということとはどういうことか」といった、芸術に向き合う画家の精神構造がなんとなくわかったような気がしています。

多彩な画風でたくさんの作品を残したクレーの伸びやかな自由さが素晴らしいと思っていますし、それぞれの作品を創る上で果敢なる挑戦を続けたクレーの生涯に頭が下がります。

一見華々しい人生を歩んだように思っていたクレーですが、その人生は戦争や病に翻弄されていて、偉大な画家であっても苦しみを抱えた「ひとりの人間」であることをこの本から学びました。

なんだかとても慌ただしくなってしまった私ですが、一日の終わりに画集を開くひとときが、私の心を落ち着けてくれます。