アトリエ

2023.01.08(23:30) カテゴリ:Essay

3畳のスペースが私の仕事場です。

ここで絵を描いたり、イラストやデザイン、本作りなどの仕事をしています。

コンパクトで不自由さは感じておらず、普段の仕事をするにはさして問題はないのですが、唯一、大きなサイズの絵が描けないということが悩みの種でした。

近所に借りてある倉庫で絵を描いた時期もありますが、暖房設備がなく、マイナス2桁が普通の旭川の冬は数分も居ることが出来ません。

「描きたい、描きたい」と思っていても十分なスペースが確保できずに時間だけが過ぎていましたが、最近ふと、「近所の公民館で描けないだろうか」と思って調べたところ、制約はあるものの個人利用も可能で十分なスペースで大きなサイズの絵が描けることが判明し、本日久しぶりに大きなサイズの絵をのびのび描いてきました。ああ、楽しかった!

昨年秋にミツイパブリッシングから『デンマーク式生涯学習社会の仕組み』という本を出版しましたが、その中で日本でも関心の高いフォルケホイスコーレについてが紹介されています。

日本でも「フォルケホイスコーレを作ろう」という動きが見られますが、この本の中では日本の公民館の創設にフォルケホイスコーレの影響を受けていることが書かれています。

地域住民が生涯学習を学ぶ場としての公民館は、まだまだ可能性がありそうですし、地域住民がその潜在能力をもっと活用できるようにも感じました。

地域住民が気軽に、低料金で利用できる公民館が私のアトリエになってくれそうで、嬉しくてスキップしたくなっている私です。

『デンマーク式生涯学習社会の仕組み』はこちら→ https://mitsui-publishing.com/product/denmark